ネットワークの基礎を抑えるのはどんな業界でも大事だよ!
みなさんが普段から何気なく使っているWifiや電話線、スマートフォンの接続の仕組みって知っていますか?生活に浸透しているので、意外と知らないと思います。
ではTCP、IPアドレス、OSI参照モデル、パケット、HTTPS・・・
と聞いて用語の意味を説明できますか?
SE企業に入社1年目の私はIPアドレスの意味すらよくわかっていませんでした。
先輩にPCの設定を頼まれてもサブネットマスクの意味がわからず・・・
今となっては懐かしい思い出ですが、当時からこんな本で基礎知識を入れておけばこんなに困らなかったのに。。。と後悔する本を見つけました。
それが、「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」です。
超定番書で改定5版なので、ご存知の方も多いと思います。
本書はネットワークの用語がすべてイラストで解説されているため、かんたんに仕組みからしっかり理解することができます。初級エンジニアや学生の学習用としてはもちろん、ある程度のキャリアを積んだ人でも体系的に復習できるという意味でおすすめしたいです。
では早速紹介していきます。
①一目みてわかるようなネットワークのキーワード集を求めている方
②ネットワーク技術をしっかり勉強したい初級者・新卒SE
③基本情報や応用情報を勉強しているが、ネットワーク周りがどうも苦手な人
「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」について
本の内容を簡単に紹介
ネットワーク用語集の超定番書「図解でわかる ネットワークの重要用語解説」の改訂5版です。フルカラーとして5年ぶりの大改訂版となります。ネットワークの用語がすべてイラストで解説されているため、かんたんに仕組みからしっかり理解することができます。
第5版から、インターネット編は「基礎編」と「技術編」の2つにわかれ、また新たに「セキュリティ編」が追加され、ボリュームアップしています。
▲書籍のイメージ(技術評論者HPより引用)
著者略歴
IT業界の参考書界隈では有名なきたみりゅうじさん。
現在もIT知識を漫画でわかりやすく解説しているブログを運営されています。
きたみりゅうじ
もとはコンピュータプログラマ。本職のかたわらホームページで4コマまんがの連載などを行う。この連載がきっかけで読者の方から書籍イラストをお願いされるようになり、そこからの流れで何故かイラストレーターではなくライターとしても仕事を請負うことになる。
本職とホームページ、ライター稼業など、ワラジが増えるにしたがって睡眠時間が過酷なことになってしまったので、フリーランスとして活動を開始。本人はイラストレーターのつもりながら、「ライターのきたみです」と名乗る自分は何なのだろうと毎日を過ごす。自身のホームページでは現在も4コマまんがや1コマ絵日記などを連載中。
「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」のおすすめポイント
複雑な用語もフルカラーなイラストでイメージができる
本書の特徴として説明の「詳細が左ページ」・「イラストと簡易説明が右ページ」にあり、
右ページのイラストだけでも用語についてイメージできる構成になっています。
フルカラーでわかりやすいイラストなので、自然と頭に入ってきます。用語を細かく解説するのではなく、全体をイメージで理解させてくれます。
ネットワーク用語を共通言語で話せるようになる
ネットワーク用語はどんな職種でも知っておくにこしたことはありません。例えば自社で新サービスを始めたい時に、クラウドについての基礎知識があるかないかで、導入が全然変わってきますよね。
またIT・ネットワーク用語は略語も多く、職場でや人に基づくローカルな言い回し・解釈があるものです。お互いにわかったつもりでも、違う認識をしたまま会話を続けていたなんてこともよくあることです。そんな時、本書を辞書的に用語を参照して、イラストで理解することは、お互いの認識あわせの助けになります。
基本情報技術者試験や後輩指導に使える
基本情報技術者試験はSEにとっては避けては通れない資格です。基本情報の参考書って、ネットワークに特化していないので、わかりにくいんですよね。特に図があまりない参考書が多いので、字面だけで理解することになります。
基本情報技術者試験にでる基本的なネットワーク用語はカバーしているので、土台固めに本書は有効だと思います。また、職場の新人に辞書的に使ってもらうのも超有用ですね。Googleで検索すればでてくるものも、調べずに聞いてくる人は多いですから、この本をそっと手渡しましょう。笑
本著は具体的なネットワーク構築方法等については書かれていませんのでその点は注意。
ネットワークの勉強に困ったら「図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説」を読んで見よう
ネットワークの基礎をイメージで勉強したい人には超おすすめできる本です。
自分も通しで読んでみて理解が浅い用語がいくつかあって、とっても有用でした。
ADSLとかOSI参照モデルとか一回勉強しても忘れちゃうんですよね。
辞書的に使える本書は長年使える名著だと思います。
ぜひネットワークの勉強に困ったら参考にしてみてください!
コメント